2011年07月06日

001:初(題詠blog2011 鑑賞)

 無事に100首走り終えましたので、題詠blog2011に投稿されたお歌の中から、好きな歌を少しずつ書き留めておきます。

 「001:初(TB1〜271)」の中から、いくつか。
 ※お名前は敬称略となります。どうか御容赦ください。



梅田啓子(今日のうた)
 初めてにあの世に行くも悪くない黒柳徹子の言えば頷く


富田林薫(カツオくんは永遠の小学生。)
 初めての冬の距離感ふたりには雪が降ります 寄り添いなさい


たた(たたたん、たたたん、たた短歌 題詠blog)
 本当に初めましてでよいですか三歩後ろに一陣の風


渡辺タテタ(Tatetanka Online Blog)
 初めてのブーツを買った温もりで雪に裂かれた倒木を踏む


周凍(混沌と言語)
 ながめつつわが身を過ぎぬ冬枯れに雪連れ初めて春はきにけり


ぽたぽん(今日には今日を 明日には明日を)
 いままでに見たことのない顔をして初孫を抱く父の太腕


野坂らいち(のーずのーず)
 僕たちがともに挑んだ初陣の記憶のかけらをたどる坂道


松島(songtry)
 なぜかしら初恋だけが見つからず百合の香りをのぞきこんだり


【補足的、ぽつり。】

 このお題は、「初恋」の歌が多かったですねえ。

 加えて、これは開始時期の影響でしょう、冬の歌も多くございました。

 しかし家族がテーマのお歌は、狡い。つい、うっかり、目に留めてしまいます。
 最近涙腺緩いのですよね。年なのでしょうか……


 選んだ中でも、たた さんのお歌が、特に好きです。
 『本当に初めましてでよいですか三歩後ろに一陣の風』
 どこか張り詰めた緊張感がぴしり、と漂っている気がするのは、私だけでしょうか。


posted by 水風抱月 at 23:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 短歌鑑賞(題詠blog '11) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/213598593
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。